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仕事にみるNISSHA

プロジェクトで働くこと 信頼と期待のリレーがさらなるお客さま満足度を生む。

Nissha USA, Inc. サンノゼ営業所(取材時はサンディエゴ営業所勤務) 上西 浩之

NISSHAの技術力に託された世界的プロジェクトの行方。

「会って話がしたい。一刻も早く」
順調だったはずのプロジェクトに突如、暗雲が立ち込める。連絡を受けたのはニッシャUSAサンディエゴ営業所の駐在員、上西浩之だった。
世界的な携帯電話メーカーがサンディエゴで企画・開発を進める一大プロジェクト。新機種の顔となる外装部品にNissha IMDの採用が決まり、メーカーの要望を満たすサンプルを提出していた。他社部品と組み合わせたメーカー側のテストが佳境に差し掛かったころ、思わぬ問題が持ち上がった。
携帯電話の外側には3つの操作アイコンがNissha IMDのデザインとして盛り込まれていたが、テストではLEDによる光の明るさが不ぞろいだと結論づけられた。量産スタートを目前に控えたメーカー担当者は、問題解決をNISSHAの技術力に託すべく、上西に連絡を取った。
「LEDの光を調節するよりも、Nissha IMDのアイコン部分の透過率を変えた方が、よりスムーズに解決できるとの判断だったようです」。信頼を意気に感じた上西は、すぐさまメーカー担当者とのブレインストーミングに臨む。現状の課題を的確にヒアリングし、新しいサンプルの方向性を詰め、国内の本社サイドに伝えた。
「量産までに間に合うだろうか・・・」。本社でプロジェクトマネージャー(PM)を担当する三上大輔は、上西からの急告に焦りを覚えた。すぐに技術チームと連携し、新しいサンプル製作に着手。上西から指示のあった方向性だけではなく、独自の提案として数種類のサンプルを加えアメリカへと送った。
「サンプルを追加したのは、お客さまのテスト時間を少しでも短縮したいという考えから。送ったサンプルがすべてNGだと、さらに量産に間に合わせるのが難しくなります」
独自の提案ができた背景には、フェイス・トゥ・フェイスでメーカーの要望の裏側までくみ取った上西との密接な情報交換があった。

産業資材・電子事業本部 産業資材生産統括本部 三上 大輔

profile

上西浩之

2004年入社
経済学部 卒

profile

三上大輔

2007年入社
経済学部 卒

※掲載されている部門名は2010年3月末時点のものです。

メーカーの想いを受け止め稀有な納期短縮を実現。

テストを無事パスし、改良版Nissha IMDの仕様が決定した。しかし本当の難関はここから。メーカーの量産スケジュールが迫るなか、NISSHAの通常納期では間に合わない。三上と上西のもとには、メーカー上層部から納期短縮の協力要請が相次いだ。
入社2年目、このプロジェクトでPMとして独り立ちした三上の胸には期するものがあった。
「単独でPMを担当する最初のプロジェクト、どんな困難があっても成功させたいという気持ちは当然ありました。しかし、それ以上にお客さまがこのプロジェクトに賭ける気持ちが痛いほど伝わってきて、その想いを生産チームにそのままぶつけた感じですね」
納期短縮の秘訣を聞くと、三上はこうシンプルに表現したが、当然その裏には念入りな調整と根回しもあったようだ。
信頼、期待を意気に感じて仕事に臨むのは、社風なのかもしれない。上西から三上へと受け継がれたメーカーの想いが伝わると、生産チームも一気に士気を高めた。通常納期の半分まで生産期間を短縮。メーカーから死守したいと申し入れがあった納期に、見事間に合わせてみせた。業界的にも稀有な納期短縮だと言う。頼れる仲間の存在に、三上は感嘆と感謝の念を抱いた。

お客さま満足のその先へ。成長のその先へ。

「無理は承知の上だった。間に合わせてくれて、本当に感謝している」
後日、来日したメーカーのプロジェクト責任者に、三上は直接ねぎらいの言葉を掛けられた。
「それだけ重要なイベント(量産)だったとあらためて感じ、お客さまに満足いただけたことが何よりもうれしかった。開発、生産メンバーの奮闘、そして上西さんに助けられた部分が大きかった」
グローバルなフィールドで急成長を遂げるNISSHAでは、駐在員の果たす役割がますます大きくなっている。その仕事の醍醐味を上西は次のように語る。
「世界最先端の仕事と向き合えること。そのニーズとNISSHAの技術をマッチさせる活動に最前線で携われること。簡単ではありませんが、非常に刺激的です。」
「Trend Meets Technology」。NISSHAが掲げるブランドステートメントだ。まさにNISSHAが歩むべき道を、上西は働く喜びとして体感している。
一方、納期短縮でお客さまからの評価を高めたPMの三上は、早くも次のミッションに胸を高鳴らせている。次期プロジェクトでは初めてサンディエゴに飛び、お客さま先でのプロジェクトミーティングに参加する。
「おかげさまで同じお客さまから、新しいオーダーをいただくことができました。期待に応えるため、お客さまのイメージを超えるお客さま満足を提供したいですね」
困難を乗り越えて身に付けた自信が、目標を大きくする。一歩ずつ着実に成長を遂げる三上の挑戦は続く。

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